POPs条約=残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約でPFOA(ペルフルオロオクタン酸)とその塩及びPFOA関連物質が規制の対象となりました。

POPs条約(残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約)とは

環境中への残留性や人体への毒性等を基準に製造および使用の廃絶・制限、排出の削減、適正処理の規定をしている条約です。各化学物質について規定をしていますが、ストックホルム条約第9回締約国会議(2019年4月~5月)にて「ペルフルオロオクタン酸(PFOA)とその塩及びPFOA関連物質」が同条約の附属書A(廃絶)に追加することが決定されました。この決定により改正される附属書の発効は、附属書への物質追加に関する通報を国連事務局が各締約国に送付してから1年後(2020年12月)になります。
日本では化審法により追従する形となりました。(2021年10月22日施行)

PTFE系添加剤について

PTFE系の添加剤は固体潤滑剤として主に金属表面の保護に使用されています。
PTFE生成の際に発生する残留物がペルフルオロオクタン酸(PFOA)です。
POPs条約におけるPFOA基準値は25ppb以下となります。

PFOA基準値をクリアしている商品

弊社の製品であるXEP-270(https://univite.co.jp/products/special-lubricants/ecolube/xep-270)は基準値をクリアしています。BOLUB XEP-302(https://univite.co.jp/products/special-lubricants/bolub/grease2/)は含有していません。それにもかかわらず、金属表面に対する作用はPTFEを使用したものにも劣らない性能を持っています。

またUnil opalブランドのグリースでも弊社ウェブサイトに掲載している(https://univite.co.jp/products/special-lubricants/unilopal/)国内取扱商品については、含有していない、または基準値をクリアしていますので、安心してご使用いただけます。

それぞれの商品について用途は異なりますのでお問い合わせ頂ければ幸いです。