当社が販売している極圧(きょくあつ)添加剤「ECOLUBE XL-27」は、潤滑油トラブルの回避や予知・予防保全を目的に、多くの企業様にご採用いただいております。

「ECOLUBE XL-27」の添加率はどのようにして決定されたのか?

規定の添加率より多くECOLUBE XL-27を添加した場合はどうなるのか?

添加率決定までのプロセスをご紹介します。

外部潤滑油分析会社によるFalex試験により、添加率・焼付荷重・摩耗量の関係を調査し最適な添加率が判断されます。

Falex試験とは

潤滑油の極圧性を評価する試験であり、油膜強度、耐荷重能、摩耗、摩擦係数等が測定できる。

この試験方法はSAEやASTMなどで規格化されている。

耐荷重能試験(SAE2215、ASTM D 3233)

摩耗試験(SAE2320、ASTM D 2670)

Falex試験機概要

2個の静止した鋼製のVブロックで挟まれている鋼製のピンが負荷を受けながら回転し、4本の線接触をさせることにより、潤滑油の極圧性能を測定する。

試験内容

市販されているギヤオイルに「ECOLUBE XL-27」を添加し、添加率・焼付荷重・摩耗量の関係を調査し最適な添加率を判断する。

ファレックス型摩擦試験機 (Falex Style Friction Test Machine)

試験結果

結論

添加率が5%までは、耐焼付荷重と耐摩耗性能が向上しています。

一方、5%以上添加しても焼付荷重は向上せず、耐摩耗性能は化学摩耗により大きくなっています。

したがってエコルーブXL-27を添加する際には、重量%で5%の添加が適切であると判断しております。

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