驚愕の極圧性能

プロテクは、その比類なき極圧性能で1987年より長年にわたり活躍を続けている産業用オイル添加剤です。

アメリカ自動車メーカー・重機器メーカー・航空機メーカー・宇宙産業メーカーに納入実績を持つプロテクXL-17は、その極圧性能で長年産業界を支えていたと言っても過言ではない〈究極のケミカル〉です。
アメリカで開発されたこの産業用オイル添加剤は、日本でも自動車メーカー・製鉄メーカー・製紙メーカー・造船メーカーをはじめとし、数多くの納入実績を持ち、絶大な支持をいただいております。

極圧性能 この金属表面改質メカニズムこそ、比類なきプロテクXL-17の誇り

プロテクXL-17が長年愛用されている理由の一つが、この『極圧性能』です。通常の潤滑油においては、金属と金属の間に油膜が形成されることにより摩擦を減少させるというメカニズムですが、もっと直接的に金属表面に働きかけ、その表面を極めて平滑な面に改質するというのが、プロテクの極圧性能です。

あるレベルの圧力が金属表面に加わると、摩擦熱が発生します。プロテクの主成分はその摩擦熱を利用することにより、金属表面にあるミクロの凹凸のうち、凸部を圧力により押しつぶし、凹部は隆起させ、非常に平滑な耐焼付性金属層を形成するのです。

この改質に要する圧力と熱はごくわずかであるため、極めて安定した鏡面をつくりだします。

また、一般的には金属と金属の間がなじむまでは、相当量の金属粉や金属成分が潤滑油中に溶出しますが、プロテクXL-17を添加した場合、同じ潤滑油・同条件においても、金属粉や成分溶出は格段に減少します。

1987年に日本で発売されたプロテクXL-17の極圧性能は、あらゆる分野において長期間、実証され続けています。

一度プロテクによって表面改質処理を行った金属表面は、一時的に油膜切れを起こすようなことがあっても、なお高い潤滑性を維持。「EP性能(極圧荷重能)の本質は油膜の強度による」とする従来の常識をくつがえしたのです。

経済効果 なぜプロテクXL-17が選ばれ続けるのか

プロテクXL-17は、設備機械に対して、

  • 摩擦の大幅な減少による動力費用の節減
  • 油温の低下によるオイルの長寿命化
  • 金属表面の改質に起因する摩擦の減少により、高精度の実現
  • メンテナンス時間の短縮による機械稼働率の向上など、総合的なコストダウン

また、切削等の加工に対しては、

  • 刃先の改質による刃具の長寿命化
  • 高硬度鋼・SUSなど難切削材加工の簡易化
  • ドリルやタップの折損防止による不良率の低下
  • 構成刃先の防止

以上のように、あらゆる角度から生産ラインのコスト削減・効率化に貢献します。

拡がる適応分野 あらゆる産業分野で活躍をしています

プロテクXL-17は、使用する分野を選びません。製鉄、製紙、ゴム製品等の過酷な生産設備。工作機械・精密機械製作、医薬品製造、輸送機器製造、金属部品加工、食品加工、運輸流通、紡績、合成樹脂成形、金属製造、建機・重機リース、そして漁業、農業、林業に至るまで、幅広い分野がその性能に注目しているのです。

優れた耐荷重能 データによる裏付け

左のグラフは、プロテクXL-17と他の同種添加剤3種使用した時の金属の摩耗量を、ベアリング鋼の摩耗度合で比較したものです。

プロテクXL-17を使用した場合の摩耗量が、ほかの添加剤を使用した場合に比べて大きく減少していることが読み取れます。

このデータは極めて短時間における結果ですが、現場ではさらに長時間での使用が想定されるため、この差がさらに大きく開いていくことは言うに及びません。

金属表面処理メカニズム

図1:プロテク使用前の金属の表面拡大図です。金属表面の凹凸が確認されます。図2:金属の凸部が、接触した際の発生熱(摩擦熱)によりプロテクと反応して、「ならし作用」が発生。凸部を押しつぶし、凹部を隆起させます。
図3:「ならし作用」後の金属表面の拡大図です。プロテクとの反応により、金属の表面は「耐焼付性金属」に仕上がり、酸などの化学作用に対しても強力な「耐腐食性」を示します。また図の凹部は、放熱作用を得るために貴重な部分となります。

代表性状

試験項目試験条件等試験結果試験方法
流動点-30JIS K 2269
動粘度40℃ mm2/S46.08JIS K 2283
密度15℃ g/cm31.0502JIS K 2249
引火点162JIS K 2265

危険物分類:第四類第三石油類

使用方法

現在使用中のオイル量に対して7%を計量し、注入口から投入。
添加率は基本的に7%を推奨としますが、5%〜10%の間で調整することが望ましい。

5L入ポリタンク(1ケース4本入)